このように、T館のFVS化はメーカーと販売会社、そしてT館のいずれにも大きな利点をもたらしたのである。
小売業は、常に時代の変化、時代の流れに対応しなければならない。
何度も言うが、それは「時代適応業」である。
1982年に第1号店を生み、Bのプレミアタイヤ販売の中核チャネルとして200店舗余まで拡大したCも設立二十余年を迎え、新しい様相を呈している。
ドレスアップ特化の「スタイルC」やスポーツ特化の「スポーツC」などへの転換だ。
また、2003年末には輸入車に特化した「C世田谷」という店舗も出現した。
これは、大阪に開設された「C大阪」の東京バージョンである。
「カスタマイズのコンシェルジュ」(満足提供係)をコンセプトに掲げ、カーライフにこだわりをもつ団塊の世代とそのジュニアをターゲットにした新たな試みである。
ニューCは、このように時代と共に変化しつつ「時代適応業」としての新しい姿を見せ始めている。
設立から二十余年を経て進化した「スタイルC」輸入車に特化した新しいスタイルの「C2 世田谷」店中国にオープンした「K」さらに、B・FVSも新しい動きを模索している。
当初はメーカーのエゴを出さないようにメーカーに桔抗する形の別会社で設立されたが、途中、その機能を自動車用品の供給部門という限定された会社として活動していた。
しかし最近、再び原点に戻って「製造小売業の小売部門統括」というポジションを担うようになってきている。
すなわち、さらに進化した「製造小売業」としての道を歩み出したと見ていいだろう。
「製造小売業化」への道は、平坦ではない。
「ローマは一日にしてならず」という言葉もあるとおり、常に歴史を振り返りながら新しい道を創り上げることが必要である。
中国における製造小売業化の第1歩となる「K」の店内「製造小売業化」への近道なのである。
今進めている中国における「製造小売業化」も1号店が2003年8月に広州にオープンし、2004年現在は5店舗が設立されている。
店名は「K」だ。
まだまだ日本のようなチェーン運営までに至っていないが、店舗展開が進むにつれて自ずと「製造小売業化」への道が拓かれるはずだ。
この道を進まなければ、中国の人たちに価値の伝達ができないばかりか店舗に対する信頼度も希薄になってしまう。
それは、Bの中国における基盤づくりの弱体化につながる危険性さえ学んでいるのだ。
「製造小売業革命」のための人づくりとインナーマーケティング私たちの年代はちょうど終戦の年に生まれた、いわゆる「戦後っ子のはしり」である。
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